サケ(鮭)
噴火湾の鮭は9月初めから12月初め、定置網漁によって獲られます。メスは卵、オスは白子。心臓も内臓もバター焼き、頭の軟骨は酢漬け。めふん(腎臓の塩漬け)などなど……「捨てるところがない魚」の異名を持つ鮭は、古来よりアイヌ民族からカムイ・チップ(神の魚)と呼ばれ愛されてきました。豊浦町では「インディアン水車公園」で捕獲から採卵・ふ化をし稚魚を放流、毎年秋に帰ってきます。(公園内では真横からサケの遡上、水車での捕獲の様子を観察することもできます。遡上の最盛期・10月がオススメ)ただ近年の噴火湾では漁獲量が減っていて、形のいいものはとても高級なんです。この機会に、豊浦町産の鮭を余すところなくご賞味ください。