本ワサビ
北海道で獲れるワサビといえば山ワサビ(西洋ワサビ=ホースラディッシュ)が有名ですが、豊浦町で栽培されるわさびはなんと珍しい本ワサビ。冬に雪が積もり水温が下がる北海道ではワサビ栽培は不向きとされています。そんな中、豊浦町礼文華の清流な湧水は地熱によって12度に保たれていて、これを利用したという本ワサビ栽培。ただ当初はうまく行かず、多くはワサビ茶漬けの原料にしかならなかったといいます。そこから20年もの長い時間をかけて模索されたハウス栽培によって、ついに実った本ワサビ。損得勘定なく、執念といえる改良を繰り返した北の本ワサビは見事に育ち、辛み、粘りとも一級品。「無理をする(収穫量を多くする)と良質なワサビが育たない」とのことで、希少な北の本ワサビをぜひお楽しみください。